ボンボン高原探訪木1本の存在すら認めない過酷な環境。これが目にした率直な感想です。マカは地を這うように葉を広げ、根はカブのような形をしているアブラナ科の植物です。アンデス地方では「アンデス秘草の女王」,「アンデスの人参」とも呼ばれ,インカ帝国の時代には特権階級の食べ物だったといわれているのもうなずけるところです。 遠くでマカの収穫をしていました。 近くに行って撮影をしようと思いましたが、どうも4,818mのテックリオ峠で既に“高山病”にかかっていたようで頭痛・目眩が酷く車から出ることは出来ませんでした。(泣) 二日酔いなんて問題になりません。リマに戻っても回復せず、その夜はバタンキュー、でした・・・。 マカといいますと、ペルーのボンボン高原が代名詞ですが、実は、マカの誕生はチベットの北東部 海抜3,000m位置する自生植物でした。 近くには、中国で最も大きい青海湖という湖があります。 「おや?タンポポ?」と思ってよく見ると、花茎が短いのです。水分や栄養分を通す導管がほとんどないのです。三角形をした葉も見当たりません。 その原因は“風”です。年中強い風が吹いているため、茎が伸びず、葉も退化してしまったのでしょうね。 南米大陸のほぼ中央を走るアンデス山脈は、全長約8,000kmに及ぶ世界最長です。太平洋のナスカプレートが、南米プレートの下に潜り込んでいるため、南米プレートが押し上げられて6,000m級のアンデス山脈ができたといわれています。ちなみに、ペルーで一番高い山がワスカラン海抜6,768mです。 《重要》マカをオーガニックとして販売していく場合、生産者のSkalの認定だけを掲載していても何も効力はありません。
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